(2025.2/12 最終更新) 【目次】 ◉本ページについて ◉基礎用語 1.こまの部分の名前 2.順巻きと逆巻き 3.投げ手と補助手 4.外投げと内投げ 5.技の最後は ◉競技に使用する技について 注意点一覧 ◉各段位の技解説リンク 初段 二段 三段 四段 五段 六段 |
◉本ページについて
このページでは、全日本こま技選手権大会の競技に使用する技について解説していきます。
◉基礎用語
1.こまの部位の名前
2.順巻きと逆巻き
【順巻き】
右利きの人が『時計まわり』に巻く
左利きの人が『反時計まわり』に巻く
【逆巻き】
右利きの人が『反時計まわり』に巻く
左利きの人が『時計まわり』に巻く
3.投げ手と補助手
各説明ページや動画内の説明などで、右利き、左利きで左右の手が逆になってしまうので、統一して説明ができるように、
・こまを投げる手を『投げ手』(右利きの人は右手が投げ手、左利きの人は左手が投げ手)(お箸の手)
・こまを回さない手を『補助手』(右利きの人は左手が補助手、左利きの人は右手が補助手)(お茶碗の手)
と、表現しています。
4. 外投げと内投げ
【外投げ】
右利きの人が、時計まわりにひもを巻いて、体の右側から投げる。
左利きの人が、反時計まわりにひもを巻いて、体の左側から投げる。
(テニスでいうとフォアハンド)
【内投げ】
右利きの人が、反時計まわりにひもを巻いて、体の左側から投げる。
左利きの人が、時計まわりにひもを巻いて、体の右側から投げる。
(テニスでいうとバックハンド)
5.技の最後は
各技の成功基準を満たしたあとは、手のひらの上、もしくはひもの上で5カウント数えて、はじめて成功となります。
◉競技に使用する技について
こま技選手権大会では、日本こままわし協会の段位検定の技を基準に競技をしていきます。
検定では合格となる技も、大会ではNGとなるものがあります。
特に注意が必要な技をピックアップしたのでご確認ください。
【初段】
・つばめ返し
こまを直接投げ手で受け取る → 外投げしたこまを直接投げ手で受け取る
・ひばり返し
こまを直接補助手で受け取る → 外投げしたこまを直接補助手で受け取る
・フォークボール
手裏剣投げは不可。
【三段】
・ゆびのせ
90度ほど傾いて回ったこまを、指の上にのせる → 90度ほど傾いて回ったこまを、まっすぐ伸ばした指の上に乗せる
・ツイスト往復
片道完了後に3カウントすること
・つなわたり往復
片道完了後に1カウントすること
・トランポリン(3回)
ピンと張ったひもでこまを跳ねさせること。
ひもの持ちかえはしないこと。
ひもの高さは目より下、こまが跳ねる高さは頭より上。
・初日の出
こまを静止中、こまの高さが投げ手と補助手の間にあること(たるませたひもにこまを乗せる「ひものせ」の状態にならないように)
静止したあとは、そのまま「つなわたり」を成功させること。
・大車輪
水平方向に振り回すこと。
ひもを片手にまとめて持たないこと(片手で振り回さない)
【四段】
・股かけ
ひもを張るとき、両足が地面から離れないようにすること。
・燈籠
親指へ乗せるまでの行程は問わないが、手のひら(空中手のせ)を経由させないこと。もちろん地面に落ちた場合はアウト。
・竜巻
大車輪が成立するまでひもを片手にまとめないこと。(一周目は両手で振り回し、二周目でひもを片手にたばねる)
【五段】
・うぐいす
親指へ乗せる(燈籠)までの行程は問わないが、手のひら(空中手のせ)を経由させないこと。もちろん地面に落ちた場合はアウト。
・足かけ
ひもの準備に、補助手を使わないこと。
・耳かけ
ひもの準備に、補助手を使わないこと。
・はやぶさ返し
投げ手は常に補助手よりも高い位置にあること。
・空中大車輪
水平方向に振り回すこと。
ひもを片手にまとめて持たないこと(片手で振り回さない)
【六段】
・砂時計
親指へ乗せるまでの行程は問わないが、手のひら(空中手のせ)を経由させないこと。もちろん地面に落ちた場合はアウト。
・忍者
ひもを張るとき、投げ手は肩の上、補助手は腰の横に来るようにすること。
・白刃取り
1周回転して戻ってきたひもは、両手ではさみ取ること。
・ちょんがけ足抜き(5回)
最初と最後以外は、ちょんがけ(こまの上からひもをかける)で取ること。