【大会参加者用】三段

【三段】
ゆびのせ
ツイスト往復[ついすとおうふく]
腰かけ[こしかけ]
つなわたり往復[つなわたりおうふく]
トランポリン(三回)
初日の出[はつひので]
大車輪[だいしゃりん]

◉ゆびのせ
 90度ほど傾いて回ったこまを、まっすぐ伸ばした指の上に乗せる技。
 こまは下に向かって投げ、地面に当たる前に引き上げる。 指はどの指でもOK。

 こまの回転に対し、指で上り坂を作ることで、こまがその場に留まります。
 ちょっとでもバタバタすると、こまが転がって逃げてしまったり、胴をさわってしまい角度がずれて失敗します。
 縦技において大事な「取りやすい位置にこまを返す技術」「こまを乗せたあとは落ち着いてこまの動きに合わせる技術」の習得につながります。



◉ツイスト往復[ついすとおうふく]
 手のひらにこまを乗せたまま、腕をひねって頭の上やわきの下を通す技。
 片道行って3カウント数えてから逆回りで戻す。



◉腰かけ[こしかけ]
 90度ほど傾いて回ったこまを、腰の後ろに張ったひもの上に乗せる技。
 縦技、水車まわしのひとつ。


◉つなわたり往復[つなわたりおうふく]
 つなわたり(二段)を左右1往復する。つなわたり後、1カウント以上数えてから再びつなわたりをして、こまを最初の手に戻す。
 ひもの長さは肩幅以上。スタートは投げ手、補助手のどちらでもOK。



◉トランポリン(3回)
 こまをトランポリンで弾むように、ピンと張ったひもで3回跳ねさせる技。
 ひもの高さは目より下で、こまが跳ねる高さは頭より上であること。
 ひものせからスタートし、3回跳ねたあとはひものせの状態に戻る。
 ひもを1跳ねずつで持ち直す、いわば「連続ひものせ」はNGとする。



◉初日の出[はつひので]
「つなわたり」の途中でこまを3カウント静止させる技。
 静止中は、こまの高さが投げ手と補助手の間にあること。たるませたひもにこまを乗せる「ひものせ」の状態にならないように注意。
 静止したあとは、そのまま「つなわたり」を成功させること。

 元の手に戻るのは「念力(ねんりき)」「バックオーライ」。
 こまの回転に対し、ピンと張ったひもで上り坂を作ることでこまが静止します。こまの角度とひもの角度を調節し、こまの動きをコントロールする技術の習得を。


◉大車輪[だいしゃりん]
 手のひらに乗せたこまにひもをかけ、水平方向に体の周りを一周以上振り回し、元の手のひらに戻す技。
 その際、ひもを片手でまとめて持たないこと(片手で振り回さない)。
 振り回す際に強く振りすぎたり、こまの角度が悪いと、すっぽ抜けて飛んでいくので注意。

 いいかげんにすると危険な技なので、まわりにも注意して練習しよう。