第9回全日本こま技選手権大会 結果

第9回全日本こま技選手権大会 報告

 2024年3月31日、日曜日。天気予報も曇り時々晴れ、予定通りこま技選手権大会を開催できました。朝の準備の時間にも会員さんが何人か駆けつけてくれて助かりました。参加者の方も受付時間が始まる頃にはずいぶん集まっていて、各々練習を始めていました。

 今回の大会では技の成功基準を少し難しくしていたので、開会式ではひとまず初段から3段の技を、時間をとって確認をしました。開会式後、併せて4段から6段の技も有志で集まって確認をしました。

 今回は競技とは別に、『チャレンジコーナー』と題し、遊びのコーナーも設けて、引率、応援で駆けつけた兄弟や、公園に遊びに来た人たちも、こまを回して遊んでもらっていました。当日は大高緑地も桜まつりを開催していて(桜はまだ咲いていなかったのですが)人通りも多く、夕方まで絶えず人が居て、大変盛り上がっていました。

 12時、予選開始。10グループに分かれて初段~3段の17個の技を1回づつ、17点満点で競いました。前回大会では17点満点の選手が続出し、今回大会の「技の成功基準を厳しくする」ことにつながったのですが、全体的に選手の技術も向上しており、結局10人ほど17点満点の選手がありました。

 今回はさらに決勝の人数を絞るために、二次予選も行いました。二次予選は4段、5段の技を1回づつ、17点満点で競いました。結果、各部門10人程度の決勝進出者を選出しました。もう少し人数が絞れるかとも思ったのですが、意外と僅差となりました。決勝戦も30分ほど早めに始められたのですが、みんな上手すぎて決着もなかなか付かず、予定より30分遅れでの終了でした。閉会式がちょっとドタバタしてしまいました。

 決勝戦の時間には気温もずいぶん上がっていて、競技は汗との戦いにもなりました。こまの技には、汗が大敵となるものも多いのです。また、決勝の仕組み上、低学年以下の部門から連続で高学年、フリーの部と競技することになった選手もあり、体力的にも大変な部分があったかと思います。また、急に暑くなったので、常に休憩や水分補給の声かけはしていましたが、ちょっと熱中症が心配な状況になってしまいました(何事もなく終了できたのでよかったですが……)。

 競技の結果自体は、別途、表を確認してください。参加者の得点も併せて記載しておきます。

 今回は天気も良く(良すぎた部分もありますが)、時間もなんとかいい時間に解散できました。が、雨天や日差し(熱中症)などの天候の問題、地形や風の問題、また、交通の問題などを考えると、今後は屋内会場を考えるだとか、開催時期をずらすだとかも考えたり、二次予選や決勝戦の時間も考慮してスケジュールを調整する、もしくは決勝形式を変えるなども検討していかなければならないかもしれません。運営スタッフも手薄なので、人員の募集や配置も検討の余地ありですね。

 次は関東での開催予定、内容などまた検討のうえ、より良い大会にできればと思っています。会員の皆さんのご協力も必要になってくるかと思いますので、その際はよろしくお願いします。