第62回こままわし大会 in 名古屋 結果報告

 2024年5月26日(日)、名古屋市緑区の大高緑地公園でこままわし大会が開催されました。ここのところ毎年6月の末に開催していたこままわし大会ですが、今回は運営の都合でスケジュールがうまく取れず、事前告知が会報でできませんでした。「知らないうちに終わってしまっている!」という人がいたらすみませんでした。
 いつも6月で梅雨に入っており、週間天気予報を見ながらハラハラ。今年は天気の心配もなく……と思ったのですが、気温が異常に高く、前日30℃を超えた地域もあるとニュースで見て、今度は熱中症なども心配になってしまいました。当日になってみれば、午前中は曇りで、そんなに暑くはならなかったので良かったです(暑いは暑かったですが)。
 今回の大会で新しく導入したルールがひとつあります。『投げごまタイムトライアル』を、ツバメ限定にしました。昔は、買ってきたこまの中からなるべくバランスの良いこまを探して、心棒や鉄輪の調整をしたり、はたまたオモリを埋め込んでみたり……等、試行錯誤、改造を重ねて記録を競っていました。しかし最近では、箱から出したら7分も8分もまわるようなこまも登場しています。記録は伸びたものの改造などをする子は少なくなり、「高価で性能の良いこまを持っていれば勝てる」ような競技になってしまっていました。なので今回はみんな同じ規格のこまで、純粋に「腕前」でタイムを競う形にしました。もちろん、過去にはそのこまを改造していって、17分近くまわすという、びっくりするような記録も出ています。そういった記録も目指してほしいので、『投げごまタイムトライアル無差別級部門』という、こまの種類も重さも改造の形も、そして年齢も無制限のなんでもあり部門を新設しました。
 今回はこまを揃えた結果、子どもも大人も、タイムがわりと横並びになり、抜いた抜かれたと、終了時間ギリギリまで必死にタイムを計る姿が見られました。こまを始めたばかりの保育園・幼稚園の子ども達の参加がとても多かったですが、一歩及ばないながらも、小学生とも遜色ないタイムが出ていました。風が強いこともあり、こまの周りにみんなで固まって風よけを作っている姿も印象的でした。
 前回大会に引き続き、こま・べーごまの改造コーナーも設けました。しかし後半になればなるほど、必死にべーごまを削っているのは大人ばかり。そして臨んだ午後からの『べーごま勝負!』では、みんな子どもたちにボロボロに倒され、予選敗退していました……。大人もがんばれ!
 開会式・閉会式では少しだけ、こま(けんだまも少し)のパフォーマンスコーナーも開催しました。希望を聞いたところわりとたくさんの人が技を見せてくれました。当日急に考えたであろう「3人シンクロ技」や「最近開発したオリジナル技」など、技の挑戦も続いています。
 朝のテント張りやのぼり立ての準備で早くに来てくれた会員さん、夕方の片付け等で遅くまで残ってくれた会員さん、お手伝いありがとうございました。次の開催、新しい企画も考えていきたいと思っています。またのご協力、お願いします。

▲会場全体の様子
▲競技会の様子。
 奥の板では、投げごまのまといれに挑戦中。
▲投げごまのタイムトライアル。
 どのくらい長くまわるかな。
▲べーごま勝負!
 園児以下部門 決勝
▲小3以下部門 決勝
▲閉会式。
 即席のコラボでこま技パフォーマンス。
▲賞状の授与。