現在のところ、日本の文献で、「独楽」と、初めて出てくるのは、10世紀に書かれた「和名類聚抄」で
「穴があり音を出すものである」とあります。これは輪鼓(りゅうご、今のディアボロ)であったのか、
竹製の鳴りごま(ホームページ上の分類、古型鳴りごま)であったのかは、定かではありません。
はじめて 独楽の形がはっきりして表されたのは、12世紀に書かれた「大鏡」で、
10世紀の一条天皇の幼少の時の様子が書かれており、この独楽は明らかに古型鳴りごまで、
これを、後の文献に唐ごまと呼んだので、これを結びつけて、唐(中国)からやって来たというのが定説になっている。
また、もっと以前の文献、「日本書紀」に「高麗の兵が「楽」に興じた。」とあり、この「楽」を独楽と決めつけた学者先生が
「高麗(今の朝鮮半島)から来た。」というのも定説になっている。
エーーーー?、「高麗から渡来したものは何でもこまなの?」
「定説って複数あるの?」 「証明されてないから定説というんじゃないの?」
こんな疑問があるのに、その後の出版者達の多くは、疑問に触れないで、どちらかの、或いは両方の定説を書き、
これらを読んだ次の著者達は、又、それをそのままにして出版を繰り返しています。
(八木田宜子氏等、数人は疑問を発している)
どんぐりに、つまようじを刺せばこまになるし、前の章に書いた、誰でも考えつく、たたきごまは
世界中で自然発生的にあります。
どんぐりこまやたたきごまはこまじゃないの ?
日本人だけが馬鹿で,考え出すことができなっかたの ?
そんなことことはない筈です。
おっちゃんは、人の生活が始まった時から、自然物で道具やおもちゃを作り出したのだと思います。
文献はその時代に、その独楽はあったと、解釈すものだと思います。くわしくは書けませんでしたが、
こまは「日本人も考え出していた」ということを、。定説にしたいと思います。が、
みんなもいっしょに考えてみてください
日本こままわし協会 会長 こまのおっちゃん